福祉施設の利用者に「武道の良さ」を伝えたい!

 一般社団法人躰道本院は、2015年12月より福祉施設の利用者に向けた「健康武道」の指導をしている。「健康武道」とは、武道の所作や考え方を、子供からお年寄りまで誰もができるようにアレンジした、躰道本院独自の指導だ。

 「武道」とはいうものの、普段身体を動かすことに慣れていない未経験者を中心に指導するため、激しい動きではない。あくまで身体の動かし方や呼吸法といった武道の基礎部分を中心に指導し、その結果、武道的考え方を身に付けることを主眼に置いている。

 健康武道を指導する躰道本院の祝嶺育代最高師範は、「指導を続ける中で、子供たちが身体の使い方を覚えると同時に、武道の規律を体得している実感がある。」と言う。例えば、「並びなさい」といくら言っても聞かなかった子供が、時間になると自発的に整列し、号令をかける。年上の子供が、身体の不自由な年下に補佐をする。お互いに声を掛け、励ますことで、楽しみながら体を動かせるようになっている。

 福祉施設や父兄の皆さまからも好評で、健康武道の日に合わせて施設に通う利用者さんも多い。

 健康武道の効力は、手足の動かし方、ジャンプの仕方、呼吸法を学ぶことで、血流がよくなり筋力がつくだけではない。その本質は、できなかったことが、できるようになり自信が付くこと。そして、身体の動かし方を学ぶことで、危機察知能力を身に付けることにある。

 健康武道をきっかけとし、武道に関心を持ち、一人でも多くの心身ともに健康な人材を育成していくことが目標だ。

(2016年7月22日)


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